(コミックシナリオ)海の色を伝えたい、想いを届けたい

作者yuzu

晴香は海を見ながら思いきり泣きたいと思い、一人沖縄に来た。親友に恋人を取られ、上司からはしばらく休めと言われたからだ。しかし海辺で転び、意識を失ったところを謎多きトミおばあに助けられる。
 おばあから、隣りに住む知的イケメン占い師、寛人を紹介された。寛人と24時間共に過ごしたら『アルバム』が開かれ…

*物語全体のあらすじ 


 晴香はるかは言いたいことを口にし、良いと思うことをすぐに実行に移す。

 ある日、晴香は美しい海を見ながら思いきり泣きたいと思い、一人沖縄に来た。親友の美姫みきに恋人を取られて妊娠したから結婚すると告げられ、上司からは仕事の失敗の責任をとってしばらく休めと言われたからだ。しかし、海辺で転び、意識を失ったところを謎多きおばあ(トミおばあ)に助けられ、おばあの家の隣りに住む知的イケメン占い師、寛人ひろとを紹介された。


 寛人と24時間共に過ごしたら『アルバム』が開かれ、悩みの答えがわかるという。虫好きで、動かないフェラーリを所有する寛人に惹かれた晴香は条件を飲み、寛人と時を過ごす。だが、晴香のではなく、寛人のアルバムが開かれた。寛人の元恋人、紗里さりのことを知り、根掘り葉掘り尋ねる晴香。寛人は、晴香に冷たく接するが、トミおばあの後押しを受けて晴香は寛人の助手を務めることになった。


 一人目の客は、恐妻家のサラリーマン江栗義男えぐりよしお。沖縄南部の観光名所を訪れる中、晴香が義男にずけずけと悩みの内容を尋ねるので、何度も寛人を怒らせる。が、晴香は義男のアルバムを一緒に観ることができ、義男は答えを見つけて帰っていった。


 二人目の客は、人とコミュニケーションが取れないスマホ依存症の中学生のまい。少しずつ相手に合わせることができるようになった晴香は、舞のアルバムを一緒に見て、舞と一緒に泳ぎ、舞と心を通わせることができた。


 晴香のアルバムが開かれないまま、約束の3日が過ぎた。おばあからは「晴香が一番したいことをしないうちはアルバムは開かれない」と言われ、紗里が使っていたカメラを渡される。寛人には「いつまでいるんですか」と言われるが、近所の少年と一緒に地域の祭りに参加することに。少年の父親代りとして踊る寛人や、楽しそうな子ども達、プロ並みの踊りを披露するおばあの写真を撮る晴香。

 

 翌日、3人目の客として、突然、美姫が来た。妊娠した美姫と距離が開いたことを感じながら、美姫と寛人と共に海辺で時間を過ごし、美姫のアルバムを一緒に観る。仕事を辞めて家族を大事にするという、美姫の選択に納得する晴香。だが、寛人との恋愛を勧める美姫と仲違いしてしまう。さらに、寛人へ、元恋人に本当の気持ちを伝えるべきだと口出しをしてしまい、今すぐ出ていけと言われる。


 夜中、一人彷徨う晴香。そこに現れたのは、全てを知っているトミおばあだった。晴香はトミおばあと、寛人の心の壁を壊す作戦を立て、見事に作戦は成功し、寛人は元恋人を追う決心をした。 

 寛人の送別会の帰り、ようやく自分のアルバムを観ることができた晴香は、寛人を好きなことに気づく。

 

 最後に、屋上で手を合わせる晴香と寛人。

 寛人の旅立ちのとき、晴香の想いは寛人へ届くのか。


*この作品は、小説「海の色を伝えたい、想いを届けたい」をシナリオ化したものです。

https://maho.jp/works/15591074771453154434