世は輪廻の狭間の時代。華京街のある屋敷に、一人の少年が実の父親から監禁されていた。華奢な体躯に目麗しい口紅を塗った美貌、しかし彼の表情には一切の感情がなく、自分の名前すら忘れてしまっていた。
 
 そんな彼が出会ったのは、世にも不思議な死体の少女、黎紅であった。「自分の息子が約束破ったら針千本だ…

 輪廻とは、命あるものが何度も転生し、六道輪廻のいずれか、次なる衆生または別の何者かに転生すること、である。

 

 しかしながら「悪人」「悪党」「ならず者」など、この世の罪人たちは輪廻転生の世から追放され、歯車の狂った怪物となりました。

 

 そんな罪人共へ輪廻を超え、慈悲と御恩を差し出すは地獄の天女、あの黒狐様にございます。

 

 


 現世の運命に嫌気がさした生者も亡者も、全ての魂に癒しを送る異世界幻想郷ファンタジー。