この度、異世界に通うことになりまして。

作者柚木かおり

わたし、なんか知らないけど異世界に来ちゃったみたいです。しかも帰る方法が全然見つからないんですけど。
ここで人生を終えてしまうんじゃ……と、絶望していたら──夢から覚めてしまいました。

「あれ、どこから夢なの?」

怖いけど気になって仕方ないので再び異世界に行って、通ってみようと思います。



わたしが迷い込んだ異世界は



とても切ない秘密に包まれていていた────




*

:

;




これは激しい嵐の中、晴れて欲しい故に足掻く少女と、晴れるために犠牲となった少年が、虹を見れるまでのお話である。