★物語全体のあらすじ(1061文字)


 唯一無二の神──絶対神デウスを崇める恩恵教を始めとする人間と、そんな神の天敵とされる魔族との諍いが絶えない魔法が存在する世界にて。捕えられていた魔族の子供達を逃がしたことによりエレナは“白髪の聖女”としての魔法の力を失ってしまう。そのせいでスぺランサ王国王太子であるウィンに婚約破棄を告げられていた。その上、エレナの代わりになる新“白髪の聖女”レイナが現れたり、神に逆らった罪人として断頭台で今まさに処刑されようとしていたり、彼女の将来は絶望的であった。しかし処刑される直前、人間の天敵である魔族の王──魔王が突然現れ、エレナを断頭台から救い出す。そしてその出来事をきっかけにエレナは魔王の娘になることに。

 最初は戸惑っていたエレナだったが魔王の恐ろしい見た目に合わない優しさと弱さに触れると、彼や魔族達のことを誤解していたことに気づく。そして彼らと共に生きることを決意。だがそのためにはエレナは魔族の皆から認められる存在にならねばならない。そのため再び魔法を習得しようと足掻き、その際に出会った森の妖精ドリアードの協力もあってエレナは己に秘められていた才能──治癒魔法を習得する。治癒魔法を得たエレナは片腕を失ったエルフの傷を見事癒してみせたことで魔族達に家族として受け入れられた。その後魔族達と順調に絆を深める一方で、エレナはスぺランサの隣国──シュトラール王国の王太子ノームとも交流を深めていく。そうしていつしか彼女は人間と魔族の共存を夢見るようになった。

 しかしエレナの十四歳の誕生日、異変が起きる。招待状も贈ったにも関わらず誕生日パーティにノームが来てくれなかったのである。

一か月彼に会えないことでようやく自分の気持ちに気付き始めたエレナは彼に会いに行くことに。翌日シュトラール王国へ向かった。だがなんとそこでノームは既に婚約しているという事実を知る。しかも相手はレイナであった。エレナはどこか様子がおかしいノームに彼がレイナによって記憶を操られていることに気付く。ノームの記憶を元に戻すため、ノームの弟であるサラマンダーと共に動いた結果、エレナは悪魔セロ・ディアヴォロスという存在にたどり着いた。悪魔セロはどうやらノームとレイナの婚約式を利用して、しかもテネブリスの魔族の記憶までも操って、シュトラールとスぺランサの国民達を大量虐殺しようと企んでいるようだ。

 エレナは大切な家族である魔族、そして想い人であるノームを救うために人間、魔族と悪魔──三つの勢力がぶつかり合う戦場へと向かうのであった──。


★(小説作品のシナリオ化の場合)元小説の作品URL

このシナリオは、

拙作「黄金の魔族姫」【https://maho.jp/works/15591043235068262768】を元にしたものです。


※表紙のイラストでは自作ではありません。