高校二年生の紺野あかりは悩みもなく充実した毎日を送っていた。しかしある日、同級生の蒼井翔也に〝ここは現実じゃない゛と告げられる。最初はおかしなことばかり言う彼を信じてなかったが、あかりは徐々に忘れていた現実での出来事を思い出していく――。
もし私に翼があったなら
空を飛んで自由になりたいなんて
願わなかった。
私が願うのはただひとつ。
「こんな世界消えてしまえ」
そう思って踏み出した一歩。
その先にあったのは――。