溺れるメランコリック(シナリオ)

作者



この作品は「溺れるメランコリック」をシナリオ化したものです。

https://maho.jp/works/16743963567758024335

【あらすじ】


有名カメラマンの楓は、極力面倒事には関わらない性格で撮影やカメラ以外には興味もなく生きてきた。けれどある日自宅マンションの入り口に、見るからに面倒くさそうな女が意識を失って壁に身体を預けている所に遭遇する。いつも通り素通りしようとした矢先、女の身体が傾いで目の前で倒れ込みそうになる。その瞬間の姿があまりにも綺麗でカメラに映したいと思ってしまった楓は、そのままその女を仕方なく連れ帰る事に。



意識を取り戻した女の名前を所持品から調べると彗という名前だった。早々に追い出そうとするも、彗は帰る家も頼れる人間も居ないと縋りついてくる。いつもなら知らないと一蹴出来るところ、どうしてか無理矢理追い出す事が出来ずそのまま居座られる形になってしまう。



彗は申し訳なさを感じつつも、楓に居場所を頼る事しか出来ずそのままずるずると同居生活を送っていた。何か役に立てる事は無いかと考えた彗は「何でもします」と言うと、楓は「何でもするって言うなら身体を差し出してよ」と冷たく言い放つ。怯えながらも服を脱ごうとした彗に向かって、「冗談だよ」と小馬鹿にするように言った。男に向かって何でもするだなんて、こういう事を要求されてもおかしくないと。冷たくて掴めないと思っていた楓の事を、彗は徐々に不思議だけれど本当は優しい人なのかもしれないと思い始めていく。



そんな中、楓は仕事のポスターモデルを決められずに迷っていた。人間的に初々しいモデルが良いけれど、見つからず期限も迫っている中、楓の頭の中に彗の姿が浮かんでくる。その日楓はマンションへと帰宅して、何でもすると以前言っていた彗の言葉を利用させてもらう事にしたと告げてくる。彗は不安ながら頼られた事が嬉しくて、詳しく聞かないまま二つ返事で了承してしまう。



楓のお願い事は、自分の生きてきた場所とは全く別の煌びやかな世界だとも知らずに。





この作品は「溺れるメランコリック」をシナリオ化したものです。


https://maho.jp/works/16743963567758024335