アネモネは何も知らない

作者葉月リス

 時は19世紀末。とある街の道路で歌をうたいながら生計を立てている盲目のモネは快活なバーメイド、アンと二人アパートの一室で幸せに暮らしていた。
 その同居人のアンには歌手になるという夢があるのだが、稼ぎの少ないモネの分まで稼ぐため、日々、劇場に足を運ぶ客たちの接客と娼婦的な仕事を淡々とこなしている…

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