心を壊して自殺を図った姉の病室を見舞った夜。
家には帰れず、いつも逃げるようにふらついていた繁華街にも足が向かず、呆然と夜道をさまよっていた中学生の少年は、遠く聞こえてきたギターの音色と甘い歌声に導かれ、木々に囲まれた小さな公園へとたどり着く。

そこで出会ったのは、ボロ雑巾のような青年。
ままな…

姉が自殺を図った。

原因を作ったのは、オレだった――。


道を見失った少年が、ままならない運命の中で懸命に前を向き続けた青年と出会った時。

少年の心に、再び命の火が灯る。