金木犀の風が吹いたら

作者梅松

都会で暮らす樋爪大河(ひづめたいが)は家族と田舎に帰省していた。納屋で過去に自分が書いた物語を見つけ、それを読む事で忘れていた、忘れてはいけないはずだった過去を思い出し振り返る。
 高校二年生の大河は部活中に怪我をし、病院に来ていた。そこで、不思議な少女、真田まつり(さなだまつり)と出会う。彼女は…



     新しい朝が来た。希望の朝だ!


      呪文のように唱える言葉

    

        忘れていた彼女ひと


     忘れてはいけない彼女ひとだった。



あの頃の僕にすべてを受け入れることはできなかった……