身寄りのない紗は彼氏からの暴力から逃げた先で出会った桧山という男に助けられる。桧山と過ごすうちに溶けていく心とは裏腹に桧山の過去に隠された切ない真実に紗は苦しむことになる。

物語全体のあらすじ




17歳で彼氏の家から飛び出した成海 紗ナルミ スズの体は傷だらけだった。

それもそのはず、その彼氏から紗は日常的に暴力を受けていたからだ。


ボロボロの状態で紗が逃げ込んだのはネオン輝く繁華街。

その路地裏で力尽きた紗は汚い壁に身を預け意識を失ってしまう。が、意識を失う直前に紗に声を掛ける一人の男がいた。



目を覚ました紗は知らない部屋の知らない布団に寝ていた。


身に覚えのないその場所で出会ったのはこの家(店)の店主のまひろと、意識を失う直前に声を掛けたまさにその男、桧山 櫂ヒヤマ カイだった。


劣悪な家庭環境の中で育った紗は母親に家を追い出された後、キャバクラで年齢を誤魔化し働き、そこで出会った彼の家から飛び出して来た為に頼れる人もいなく、お金もない。その上体はボロボロで。

更に、逃げる様に飛び出して来たのだからこれからの事なんて考えられているはずもなく、一人で生きていける様にまた夜の街で働くという。

そんな紗を見兼ねたまひろの提案で紗は桧山と共に住む事を勧めらる。最初こそ拒否していた二人だが最終的には一緒に住むことになった紗と桧山。



株や投資をしているという桧山のマンションは紗が想像していたよりずっと豪華だったがその家の中はまるで生活感がなかった。そんな家の中で一つだけ生活感のあった部屋。それは紗が空き部屋だからと好きに使っていいと与えられた部屋だった。


その部屋には可愛らしい家具と真っ白のドレッサーが置かれておりこのドレッサーの持ち主と桧山の過去が、桧山と過ごす中で段々と柔らかくなっていった紗を後に苦しめることになる。



そしてその過去は今と絡み合い、紗だけでなく桧山、周りの人々を苦しめていく。






この作品は「BE LAST」をシナリオ化したものです。


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