幽霊が視えるだけの狭也は、帰り道の偶然に人ならざるものに遭遇する。そんな時、篠宮紘二に相談するのだが、今日の彼はいつもと違っていて……?
幽霊話の中にラブコメが入ってもいいじゃないかと思って書きました。ホラブコメとか言ってみる。怖い話大好きさんから見たら、あまり怖くないレベルです。

物語全体のあらすじ


 小説家の皆見狭也は幽霊が見える。その日も帰り道、幽霊に出会い体調不良に見舞われた。困った狭也は高校の同級生・篠宮紘二に相談を持ちかける。普段と違った様子だったものの、適切な処置をしてもらえてことなきを得た。お礼かねての食事に誘うとずっと好きだったと告白される。


 篠宮との仲を意識する中、同級生の岡崎祥吾が相談を持ちかけてきた。彼は幽霊を視る訳でも感じる訳でもないのに縁がある。実際、職場で幽霊の目撃事件が後を絶たないという。狭也が様子を見にいくと水害で亡くなった人達の姿を確認する。自分の手に負えないと思った狭也は篠宮に相談。災害と霊道の問題を解決する。いつも応じてくれる篠宮に誠実に返事をしたいと告げる狭也だった。


 篠宮との仲が一歩前進した頃、親友の葛西美紀から知り合いからのメッセージに悩んでいることを相談される。話している段階で狭也は獣のにおいを感じる。篠宮にも見抜かれ、関わらないように釘を刺される。美紀には距離を保つように忠告するも体調が悪化。心配する狭也を見かねて篠宮が霊視。獣と生霊の存在を感じたため、縁を切るために神社へ向かう。狭也は篠宮への好意を実感する。


 なかなか進展しないと揶揄する岡崎が飲み会にふたりを誘う。怪しむ狭也と篠宮の世予想通り、紹介された相手の相談が霊的な悩みだった。紹介された向坂楓は弁護士をしていて仕事の付き合いで絵画をもらう。それを手に入れてから悪夢に悩まされるようになった。篠宮の見立てでは絵の作者が心変わりした恋人を探しているとのこと。楓に写経をさせて絵画と一緒に燃やして問題を解決する。狭也は想いを告げる。


 正式に付き合うことになった篠宮は有頂天。普段なら行かないはずの同窓会にも出席。そこで高校の同級生・七倉玲香と話す。狭也は驚く。彼女の顔が仮面を被っているように見えたからだ。体調も悪くなり帰宅する。その後、七倉がきて菓子をもらう。嫌な感じがした狭也は食べる気にならない。帰ってきた篠宮は他にも彼女の生霊と獣がきているという。


 篠宮との交際を狭也が実感し始めた頃、元彼女の吉川佳純が訪ねてくる。近々結婚の予定があるものの、相手の実家が怖くて仕方ないという。難色を示す篠宮だが、旅行ついでに見てみないかと提案したらあっさり承諾。狭也の力も借り、土地がらみの因縁が強いと判断した篠宮は縛りをひとつずつ解消していく。これから先も篠宮にはかなわないと思う狭也だった。







 この作品は「皆見狭也の心霊レポート」をシナリオ化したものです。


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