”死神のルール”に支配されているのはだれでしょうか。死神?あの少女?…それとも天使様?ルールによってうまれる葛藤に飲まれ生きていく人々のお話です。


舞台は、古風な街。この世界の人間は、死神の存在を信じていた。死神は、死を司る神。天使は、神と人間をつなぐ神聖な存在だ。だからこそ、死神と天使は、絶対に生命と言う存在に干渉しすぎてはいけないのだ。それを踏まえ、死神には絶対ルールが存在する。


1つ目、花嫁は天使であること。

2つ目、人間を最低100人は殺すこと。

3つ目、死神は人間のメスに恋をしてはならないこと。

以上3つを守れない者は裏切りとみなされ、天使様に殺される。


このルール下で、死神は支配されてきた。死神は、神であれど、天使様にはかなわないらしい。なぜなら、死神は沢山いるから。生命がありふれているこの世では、死神は当然少数では足りないのだ。おかげで、橋渡しの天使も沢山いる。しかし、天使様は違う。天使様はお一人だけなのだ。天使のトップで最高権力者である。


ある日、桜輔という死神がある少女に出会った。彼女は神楽という孤独な少女で、命を奪いに来た死神にあることを願った。「私をあと1週間だけ生かしてください。」と。彼女は残りの1週間で部屋を片付け、着々と死への準備を進めていった。そんな彼女に惹かれ始める桜輔。1週間たった時、彼は少女を殺すのをやめていた。そして、自身が殺されないように、桜輔は少女と逃亡した。


何日も逃げ回った時、天使様(=風季)が現れた。天使様は、少女の目の前でルールに反した桜輔を殺した。

一人ぼっちの少女に手を差し伸べた死神桜輔。少女もまた、彼のことが好きだった。だから、天使様に復讐を誓う。


裏ルールとして、一人の死神が死んだとき、その分の死神が生まれる。それに選ばれたのは、幸か不幸か、少女神楽だった。彼女の目は、死神の象徴であるきれいな赤色に染まっていった。


死神は本来は男だ。そして、天使は女だ。だからこそ花嫁の絶対ルールが成立する。そこで、困った天使様は特別にルールを授けることにした。「俺の花嫁を死神神楽とすること。」復讐のため、おとなしく花嫁となることを決意した少女。神剣を使い、天使様を殺そうと試みるが、殺せない。しかし、対照的に反発的な少女に惹かれていく天使様。


日々が過ぎたころ、少女はだんだんと明るくなってきた。そして、その原因がある日明らかとなる。いつも通り街に出かけた神楽の後を追いかける天使様。その先には悲しい結果が待っていた。神楽は、男と会っていたのだ。天使様が目にしたのは、笑う神楽と殺したはずの桜輔だった。悲しくて、せつない恋の三角関係が始まった。