この作品は「南の皇女~ヤスナ平原抒史譚~」をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453347486

◎物語全体のあらすじ


 植生豊かなヤスナ平原の中央南。薬学に精通するポモラヴァード皇国のトランツワ大貴族家領、国境町アルテに住む少女ヤーナは、相棒の白鷹ユトと平原祭を楽しみにしていた。


 快活な性格で、鷹匠の師シャルロスフや同居先の夫婦、友人たちに囲まれ、町や原生林での暮らしを学ぶ実の姿は現皇位継承者のヤトヴィカ・イエステム。宮廷の内部抗争に巻き込まれないよう毒殺された亡き姉マトゥカたちの尽力で身を隠している。


 しかし、父皇帝崩御の知らせとともにヤトヴィカ皇女も事故死したという嘘の通達が公となり、宰相レノマフは仮皇帝を名乗る。皇国を乗っ取られたヤーナは、トランツワ大貴族家の援助を受け独りリゼンコルバ王国へ逃亡する。


 平民男性ヤートスとして生活しつつ王立図書館で情勢等の勉強を続けるある日、司書から王室が鷹匠を探していると言われ話に乗る。そして、末姫パスカーヤに気に入られ王室直属の鷹匠になり、運命の相手、若き国王ユートガルスと出逢う。勘の良い彼はヤートスが男性ではないことを見抜き、ヤーナの素性を明かさせる。


 皇女と知った国王は驚きつつも皇国奪還に手を貸す。同時に彼はヤーナに強く惹かれていることを自覚し、王の立場と彼女を守り大切にしたい気持ちでせめぎ合うようになる。ヤーナもリゼンコルバ王国やレジスタンス等の協力を得ながら、権力とは何か、幸せとは何かを模索する。


 植物毒性学に力を注ぐレノマフは、武力で周囲を脅かす新興国に一人娘のウルーシュラを嫁がせ連合王国となる段取りを進める。レノマフが最終的に皇国を売る気だと知り憤りが隠せないヤーナだが、真の目的が見えてこない。援護してくれている大貴族家の嘆願からウルーシュラを保護、そしてヤトヴィカ皇女が生きていることを表明する。


 レノマフ側が皇国正統派、ヤーナ側が革命派となり対立が明確になった後日、平原からリゼンコルバ王国へ川を通じ毒薬が流れている情報が伝わる。故意の汚染だと気づいたヤーナたちは冬戦争へ身を投じていく。


 レノマフは毒に魅了され、人間や土地を実験材料にする個人的な欲望のためすべてを滅茶苦茶にしようとしていた。ウルーシュラは罪悪感に苛まれ服毒する。一連の出来事に激しい怒りと責任を感じたヤーナはレノマフたちを追い詰め最終決戦に持ち込む。


 戦いに勝ち数年ぶりに宮廷へ行くヤーナ。姉たちとの思い出の庭で一人泣いていると、追いかけてきたユートガルスに抱きしめられる。




◎この作品は「南の皇女~ヤスナ平原抒史譚~」をシナリオ化したものです。

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