EAST IMPACT ~ラスト リメンサー~

作者小早瀬 あんじ

不老不死を得るために世界が動き出した。記憶を失くし、運命に翻弄される大学生・透波は戦いの旅の果てに、愛する人のために決断をくだす…
その思いが、果たして世界を救えるのか…!?

物語全体のあらすじ


過去の記憶を失った大学生“透波とうは”は、歴史学者の“出呉でぐれ”教授のもとで、飛行機製作のサークル活動に励む。

ある日、誰もいない大講堂で突然、ロシア人“スペキオス”の襲撃にあう。瞬時に本能が覚醒し攻撃をかわすが、そこに殺気漂うもう一人の男“さいかち”が現れる。出呉は飛行機(オートジャイロ)を発進させ、透波を救出しようとし大乱戦となる…


古代ヨーロッパに高度な知能を持った民族がいた。彼らは人類よりはるかに長命な「植物」を崇拝し、樹木の遺伝子から不老不死の技術を生み出す。だが、聡明な彼らはこの知識を封印。悪用されることを防ぐため、13人の最強戦士“リメンサー”に守護を託す。不老不死の遺伝子を分解して種子に埋め込み、それらを“イクソス”というペンダントとして、リメンサー達の身につけさせた。彼らは世界中に散り、俗世を離れ、“パセトナ(=御神木)”の傍らで生き続けた。その血は脈々と受け継がれるが、現代では己の使命に関することを正しく知る者は限られていた。スペキオスは、そんな数少ない男の一人で、透波もまた、リメンサーを継承するはずの男だった。


世界的権力組織が不老不死の存在を知り、イクソスを集めようとする。リメンサー達をおびき寄せるため、日本にあるパセトナを切り倒そうとした。その恐ろしさの意味を知るスペキオスは、彼らを阻止。代わりに自分がイクソスを集めると約束する。期限は66日。記憶の戻った透波はスペキオスと共に、飛行機に乗り世界のリメンサーを訪ねる。しかし彼らは本来の使命を知らぬ、辺境の猛者達。さらに、パセトナが傷つけられたことで獰猛さを増していた。イクソス回収の旅は、彼らとの戦いを伴う凄絶なものとなる。


なぜ透波は記憶を失ったのか?なぜスペキオス同様、イクソスを身につけていないのか?そこにはかつて透波がリメンサーの掟を破り、スペキオスの娘“マルヴァ”と恋に落ちた過去があった。

ついに全イクソスが集まり、超巨木が出現したとき、更なる事実を知る…不老不死の実現には世界の破滅という代償を伴うのだ。その時透波の下した決断とは?彼の純粋な思いが世界を救えるのか!?


八荏田与士やつえだ くみしという大資産家が、専属ボディーガードのさいかちを連れて、透波の父親“乱洞らどう”を訪れたことが全ての始まりだった。

この男の正体と目論見とは…?

旧友の出呉が、最後にその謎を解き明かす!!