悪者の定義(コミックシナリオ用)

作者桜樹 璃音

この作品は「悪者の定義」をコミックシナリオ化したものです。

▽作品URL
https://maho.jp/works/15591074771452918447

物語全体のあらすじ



日本昔話「桃太郎」から数十年、鬼ヶ島に住む鬼子と本土の人間は攻防を繰り返す日々。


鬼ヶ島の国防を司る「鬼」になるはずだった兄を持つ小梅は、鬼子の家族と共に和やかで優しい時間を過ごしていた。ある日、「桃」と名乗る人間に出逢う。「人間も鬼子も同じだよね」今まで出逢った中で聞いたことの無い不思議な事を言う桃に、小梅は興味を持つ。

桃と過ごした短い時間。そのあいだに桃に惹かれた小梅は、桃を殺そうとする兄に反抗するが、実は桃は「鬼殺し」の幹部だった。

「私が貴方を殺す」

「キミが殺しに来るのを待ってる」

そう約束を交わし、心に空いた穴から目を逸らして、小梅は憎しみに染まる。


裏切られた小梅は桃を殺す事だけを生きる意味にし、幼馴染の蘭と共に最年少で鬼となる。桃を殺しに行く為だけに、様々な任務をこなす小梅。気が付けば、6年もの時が経過してしまった。独りぼっちで任務を行っていた小梅は、ここまで、ずっと独りだと思っていた。けれど、鬼の総督の命で二人で任務をする事で、自分はたくさんの人に助けられてきたと漸く気が付く。


桃を殺す事だけにしがみ付いているだけではいけないと気が付いた小梅は、桃との約束に決着をつける為に人間界へ忍び込む。そこで出逢ったのは、兄を殺した鬼殺し。憎しみを押さえて、桃と共に人の命を助ける仕事に関わる中で、自分は何の為に生きているのか、果たしてこれでよいのか、自問自答を繰り返す。


たくさんの鬼子に助けられ、数多の人間に支えられ、小梅は生きる意味を見つけることが出来るのか――……。

小梅が見つける「悪者」の定義とは。


世にも優しい「悪役」の物語。



▽作品URL

https://maho.jp/works/15591074771452918447