半分、でも最高の恋

作者成巳京


 一緒に過ごせる時間は半分ずつ。

 それでも精一杯、彼女たちは恋をする。


 松名駿矢は、転入生の保月蒼空に衝撃を受けた。


「私を、好きにならないで!」


 出会った初日、強く駿矢を拒絶したはずの彼女が。


「私って変……ですか?」


 次の日には、戸惑いを浮かべ縋るように言うのである。


 一日おきに性質を変える彼女に振り回されながら、駿矢は自分の中に芽生えた気持ちに気づいていく。


 そして秘密が明かされた時、駿矢は〝彼女たち〟と、どう向き合うのか……?