この作品は「君の心は奪えない」をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453426831

物語全体のあらすじ


 松下依律いのりは、昇進してやる気に満ちていた30歳の誕生日、恋人にフラれた。依律は人の精神に影響を与える精神感応能力テレパスのせいで人に心を開けない。そのまま別れを受け入れる。

 一人になって動揺していた依律に、通りすがりの男が声をかけてくれる。「猫の動画見ます?」と和ませてくれた男のおかげで、気持ちを落ち着けることが出来た。


 依律は異能力を使った調査会社に勤めていた。新入社員が現場に配属されてくる。軽い感じの新人男性・栄とコンビを組み、依頼人に会いに行く。電車で痴漢行為にあっている女性だった。犯人を特定し、依律の異能力で「二度と依頼人に近づかないよう」暗示をかけることになる。栄の異能力で地面の記憶を読み、犯人に目星をつけるため、駅へ向かう依律と栄。そこで栄は「子どもが見ている」と妙なことを言う。


 翌日犯人に依頼人への痴漢行為を止めようと暗示をかけるが、うまくいかない。先日出会った男性・岡崎が助けてくれた。岡崎は依律の異能力の影響を受けにくかった。依律は栄が言っていた子どもを見かけ、不信感を抱く。その後岡崎とは飲みに行く仲になる。


 もう一人の新人・鈴木が教育係から見放され、三人で仕事をすることになった。メールが届かなくなったという男から原因追求と、家の前にいる女をどうにかする依頼だった。そして男を依律の調査会社に紹介したのは、依律の元恋人だった。思わぬ再会に依律は動揺してしまう。

 メールも家の前に立ち尽くす女も、恋文のあやかし文車妖妃のせいだった。やめるよう依律が暗示をかけ、文車妖妃と揉めている間に、女性がやってきて依頼人をハサミで襲う。鈴木が異能力で水をぶちまけて、女性は冷静になる。

 大通りで刃物を持った人間が通行人を襲おうとしていた。やめるよう暗示をかけて事なきを得るが、再び駅にいたの子どもを見かける。「オマエ、オレと同じ」と言われ、依律は動揺する。居合わせた元恋人がやり直そうと言うが、受け入れられなかった。


 後日岡崎と待ち合わせていた依律は、様子がおかしいのに気付く。心配する依律を、岡崎が道路に突き飛ばしかけた。岡崎は動揺し依律との連絡を絶つ。

 岡崎が心配になり、栄の協力のもと、例の子どもが関わっていることを突き止める。子どもは、天邪鬼というあやかしだった。

 依律は岡崎の会社に駆けつける。人の精神に影響を与える自分の異能力と似た力を持つ天邪鬼と対峙した。なんとか退けるが、不安定になる依律。

 異能力が暴走するのを恐れ「わたしの影響を受けないで」と、岡崎から離れようとする依律に、「ぼく、松下さんのこと好きなんで、影響受けたいです」と言い出す岡崎。

「一緒にいて楽しい気分になったり、好きな人が悲しんでるとき一緒に悲しんだり、何か問題あるんですか?」と岡崎に諭され、自分の異能力と、他人との関わりに前向きになる依律。岡崎と話し合いながら、前へ進んでいく決意をする。



この作品は「君の心は奪えない」をシナリオ化したものです。

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