高校一年生の柏木結生は、入学式当日から保健室通いをするひ弱な貧血少女――と周りから思われている。その実、結生は常に『人ならざるモノ』に狙われ、周囲の穢れを取り込んでは倒れるという霊感少女だった。
 ある日の学校帰り、いつもより質の悪いモノに追われて逃げ込んだ路地に、夢杙(ゆめくい)古書店という小…

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