壊れた母を抱き、ゲイの幼馴染みから恋心を寄せられ、身も心もボロボロの少年・光毅。

家に帰りたくなくて、ふらりと立ち寄った本屋で、光毅はとあるマンガのタイトルとキャッチコピーにひどく惹かれる。
貪るように第一巻を読み進めると、クライマックスで衝撃のワンシーンにたどり着く。

「ないの、生きてる理由…

 死にたいから、死ぬのだと思っていた。

 死にたい理由があるから、人は死を選ぶのだと。


「ないの、生きてる理由が」


 僕の生きている理由は、なんだろう。