本当に圧巻の一言です。主に日記という形式で書かれていて、1日1日の文章が繋がっている訳ではないのに、別に全てが明言されている訳じゃないのに、後半全てが明かされ繋がっていく快感に酔いしれてしまいました。点と点が線でつながるってこのことなんだなって思い、七さんの技量に感服致しました。1ページごとの分量も計算され尽くしていて、後半にいくにつれ、それによる物語の加速感に乗せられてページを進める手が止まりませんでした。携帯小説というこの形式がこんなにも生かされるのかと感動しました。家庭に疑問を抱きながら徐々に抵抗を始める主人公の強さと、秘密を抱えたロベリアの強さに心が震えました。一週間以上ずっと余韻に浸っています。素敵な物語をありがとうございました。長文失礼致しました。