その贖罪に春を迎え

作者伊吹春乃

その春の日差しのような温もりを、どうかわたしに向けないで。温めようとしないで。わたしという人間を、そんな広い心で受け入れないで。



「どうしてあの場所にいるってわかったの?」「テレパシー」「そんな強い繋がりわたしたちにはないよ」「辛辣」「……ねえ、待たないでいいから」「なんで?」「罪人を待つ必要なんてないよ」「はは、待つよ」「……変だね」「変だよ」「……じゃあ行ってくる」「おう、張り切って自白してこい」