深い夜のバー。



氷を丸く、丸く削る。


その長い指で、


彼はどんな風に、触れるんだろう。



「俺が男だったら、放っとかないけどな」


「男じゃん」


「男だね」



小さく笑う、カウンター越しの彼に、触れたことはない。