私に感情を授けてくれたのは、貴方が初めてだった。





感情は不要。

取捨選択は瞬時に行う。




油断

甘さ

躊躇い



全て排除して生きていかなければならない。




そんな世界でずっと、生きてきた。




なのに、どうして。

貴方の言葉は、存在は。





「いいんだよ、少しくらい迷ったって」

「大丈夫だよ、考える時間はたくさんあるから」






私をこんなにも揺らがすのだろう。