優しい香坂キャプテンなんて、想像もしませんでした。
『俺に話せば?全部聞くから――』
いっつも冷たいくせに。
厳しいことしか言わないくせに。
なんで今日に限って優しくするの?
そう言って苺ミルクを差し出す彼を睨みつければ、
それはそれは柔らかく微笑まれた。