「あなたは、本当はロボットなの」
ある冬の日、孤児院のマザーにそう告げられた橋本舞は、渡されたお金を手に一人暮らしをして遠い街の高校へ行くことを決めた。孤児院に入る前の記憶が無いこと、そしてロボットであることを隠したまま彼女が出会ったのは、その綺麗な目が好きだと笑った、陽だまりのような男の子だった。






「あなたは本当は、ロボットなの」




孤児院で育った私に、

マザーはある日当然そう言って、

封筒をそっと机に出した。

一つのオルゴールと共に。

あれはとても寒い、雪の日。










「夢みたいだ」



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遠いこの街は、ある物語。

大切な、大切な物語の、最後のページを閉じて進む。

終わりは始まりなのだということを教えてくれた、

大好きな男の子との話だった。