彗星に目が眩む【完】

作者葉山ナナセ

「きみは、俺のものでしょう?」
流れ星は、手に入らない。それなのに、彼は私に自分の名前を入れておきたいみたいだ。

ぼんやり霞んだ視界の先にいるのは、

あなたか、私ひとりだけか。




「俺のこと好きって、口滑らせてよ。」





もう少し、この世界に閉じ込められていたい。