10代最後の日、深夜23:50を迎えたその瞬間、突如その子は現れた。僕が手にする絵本の中から出てきたと言い張る自称“お姫様”。その姿はなぜか幼なじみの夏季にそっくりで──。
「本当の大人になってしまう前にあなたとキスがしたかった」
夏季の姿でそうこぼした彼女の涙のわけは?僕の心が叫ぶ違和感の正体は…






0:00に忘れたのハジマリ。