不機嫌な姫と危険な後輩

作者都姫


私立永明学院高等学校2年 椎菜しいな水姫みずき


サバサバした性格で、曲がったことが大嫌い。

少し堅すぎるところがあるが、

相手を思いやる心をもつ、お人好し。

そんな誰からも好かれる彼女には

ただ一人、天敵がいる。


「お姫、まーだそんなダッサイ膝丈スカート履いてんの?冗談はスキンケアもまともにしてない、その顔だけにしときなよ」


「うるさい、黙れクズ椿」


一つ下の後輩 椿つばき悠人ゆうと


高い身長と完璧なルックスに加え、

文武両道、才色兼備、

何をやらせてもプロ並みにできるこの男


ただしその正体は

悪戯好きの精神年齢10歳レベルの

小学男児のような16歳だった。



「やっほーお姫。あ、また老けた?」


「先輩には敬語を使えって言ってるでしょ!!

人生もう一回幼稚園からやり直してこい」


「残念でしたー!俺、幼稚園行ってないし」


「よし、じゃあもう一回生まれ変わってこい。私が今ここで輪廻転生の輪に乗せてやるから」


「うわ、ひっど!!可愛くて健気でイケメンな後輩に○ねって言うの?ないわぁ〜お姫」


「可愛くも健気でもイケメンでもないわ!!

あとお姫って呼び方やめろ!!」



これは、真面目で優しくてお人好し、

でもちょっと素直じゃない お姫さまと


精神年齢10歳の性格以外はすべて完璧、

心の底に秘密を隠し持っている 後輩くんの


不器用で純粋な 恋の物語。