吸血鬼の地味な日常  season3

作者護道綾女

帝都新市街を統べる無敵の吸血鬼アクシール・ローズ。他の吸血鬼とは違って住民たちとの闘争などなく、ゆるく暮らすその日常を綴ります。彼女の周辺の人物達の活躍も描く短編も纏めています。現在続編製作中です。
最近は登場人物が増え、帝都外に飛び出し、主人公ローズが顔も出さない物語が続発していますがご了承くだ…

 本作は所謂ラスボスと呼ばれるほどの特殊能力、魔力などを持つ女吸血鬼がその正体を隠すことなく街に溶け込み暮らしているとすればどうなるのかというコンセプトの元書き始めた物語です。


 舞台は帝都リヴァ・デルメル。長年に渡り放浪生活を続けてきた吸血鬼アクシール・ローズが、以後帝都新市街として発展する荒れ地に自らの要塞である「塔」を建てたことに始まります。


 最初は彼女の脅威に震えた住民達でしたが、彼女は自分の縄張りに入る同族や魔物を配下に置くことなく排除しました。それにより塔の周辺には平和な空白地帯が生まれることになりました。様々な脅威に悩まされていた住民たちには思わぬ結果です。それに彼女の手に掛かるのはよそ者のみ、それならば彼女を受け入れればよいのではないかと考える者が出てきました。


 そこから吸血鬼と住民たちの奇妙な共生生活が始まり、帝都新市街が発展し二百年経った現在が物語の舞台となっています。作品はローズとその周辺にいる者たちの帝都での生活、活躍を描く連作短編集です。