言わずと知れた表面張力というものがある。
それのおかげで、コップギリギリに、水を注いでも少し盛り上がるだけで溢れない。
けれどもし、さらに水を注いだならば、そういうわけにはいかないだろう。
静かに決壊して溢れ出す。
君と私の不毛な馴れ合いもそう言うギリギリだっただけなのだ。