千曳 隼兎は居場所がない。無気力で、なんのやる気もない。 小説を書くのが好きだが、誰も読んでもらえない。 隼兎を大事にしてくれていた祖父は亡くなり、彼と祖母がすんでいた家は継承かれた。だが、そこを『避難所』にしていることに罪悪感を持っていた。 そんなある日、隼兎は知らない場所に迷いこむ。 …もっと見る