「わたし」は風紀委員会の後輩である柊と付き合っている。初心な「わたし」たちが初めてキスの先に進みそうになったその日、柊は「わたし」の腹のうえで盛大に嘔吐した。

 柊が抱える傷を「わたし」は救ってやりたいと、慈しんでやりたいと思う。
 ――そのときはたしかに、ただそれだけを願っていたはずだった。…