「たとえば永久に生きられるとして――」

 大学の同期、庵野ルミさんはとても美しい人だった。ある日僕はいつものバス停で待っていた彼女に、勇気を振り絞って声をかけた。その日をきっかけに僕らは距離を縮め、そしてなだれ込むようにして付き合うことになった。

 その一番最初の時に、彼女はこんな事を言ったん…

「たとえば永久に生きられるとしてね。その中でたったの四年間だけ自由に過ごしていいよって言われたら。君だったら何をする?」