大学生の「私」はこれと言って目立つわけではなかったが、真面目で模範のような生徒であった。
そんな「私」はお人好しな性格もあってか、自分の手柄を他人のものにされたり、一方的に責任を押し付けられたりしがちである。
ある日、「私」に「荘園」から手紙が届く。その内容は「自分を変えてみないか」というものだっ…

ごめんなさい。

ごめんなさい…。


呆然と立ち尽くす私の目の前に、わらわらと人が集まる。

彼らは邪心の欠片もない表情を浮かべ、私の周りをくるくると回ってみせた。


ごめんなさい…ごめんなさい…

…私は、私を止める事ができない。


涙を浮かべながら、私はナイフを振りかざした。