Dream journal -読まれることの無い日記-

作者USAなNY

私は毎晩不思議な夢を見る。私の全く知らない世界の夢だ。それはやけにリアルに感じられる。

そんな夢の、言葉では言い表せない不思議な「何か」を明らかにする為に夢日記をつけることにした。


IdentityⅤ短編小説コンテストの応募作品です。
※短編集となっております。内容や登場人物は一話ずつ独立し…


毎晩不思議な夢を見る。


私の全く知らない世界の夢だ。

訪れたことの無い場所。

出会ったこともない人々。


現代とはまた違う、そんな世界。



そして夢の中の人々はいつも

「ゲーム」に参加している。



逃げて追いかけられて捕まって、


追いかけて殴って捕まえて、



そして__。



そんなゲームだ。




痛い、怖い、助けて、まだ生きたい。


憎い、後悔、悲しみ、どうか救いを。




そのゲームの参加者の視点で私は夢を見る。

そのせいか、心も体もそれらの感覚が

やけにリアルに感じられる。



ここまでの話だけを聞けば、

まあそういう夢もある、と思うだろう。

だが、言葉では言い表せない

「何か」が引っ掛かるのだ。




だから、その「何か」を明らかにするために

私の体験した、知らない「誰か」視点での

夢日記をつけることにした。