きみとの出会いは、すごく最悪なもので。
できることなら記憶から消してしまいたかった。
──けれど、きみは。
私のことを尊敬すると言ってくれた。
そして、
「すごく眩しいんです、目を逸らしたいほどに。でも、見ていたいんです。一瞬も目を逸らさずに」
恥ずかしげもなく、堂々とそんなことを言う。
そして「恋」が分からない私に、
「俺が恋愛を教える──、ってのは、どうですか?」
そんな取引を持ちかけた、きみ。
そして、その取引を承諾した私。
売れない少女漫画家、二十七歳独身女と
イケメン現役大学生の秘密の関係が始まった。
歳の差、ラブ。
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