いちばん好きな人のことを忘れる病、そのときが来るまでは本人が苦しくて、来たあとは周りが苦しくて、どうにもならないことにもどかしくなりました。
でもそれは決して嫌な気持ちではなくて、円視点で進むみんなの気持ちの変化や相手を思い合っている姿がとても綺麗で優しくて、ずっとこの時間が続いて欲しいと願いました。時間が経ったら抗えなくなるけど、最後のページの「おれたちの知らないところで〜」で特に胸がいたくなりました。

初恋が二回死んでも、確かにそこにはかけがえのない時間が存在していたことを、本人たちの代わりに大切に記憶していたいと思います。
いつも優しさが溢れる作品をありがとうございます。本当に大好きです。