拝啓、花泥棒さんへ【完】

作者葉山ナナセ

「俺たち、一緒にいようよ。それが一番いい。」

純白の隠しごとは、白いまま私たちを曖昧にする。あなたの綺麗なやさしさには、私の愛ではとても足りない。

誰かに花を盗まれて、私は恋に嘘を吐いた。





「泣かないで、聖花。俺のこと利用すればいいよ。」




ずるい私は、嘘を本当にしたかった。