「素数ゼミって知ってる?」話しかけてきたアイツの顔はもう覚えていない。けど、俺達が出会ったこともキスしたことも何もかも天文学的確率だと言ったアイツの言葉は覚えている。顔も覚えていないんじゃ、ロマンもクソもねえと鼻で笑って遇らってやった。


「僕なら好きな人にしか聴かせたくないね」