風呂場の家鴨は今日も鳴かない

作者七依茶子

「私たち、別れた方が良い気がする」

なにも持っていないくせに愛ばかり欲しがるのは、俺の我儘だったのだろうか。








情けない自分から逃げるように空を仰いだ。


星が綺麗で、それが少し、ムカついた。



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