愛とはどんなものかしら?

作者藤川 巴

誰よりも長く『愛』というものの匂いを探し続けていたはずだ。そのとき、いつも光のような何かに、抱きしめられている気がした。とんだ勘違いだ。ただの腐れロマンチシズム。現実はもっと狡猾で、システマチックにできている。





「愛がエゴなら、どうなるんだ」