アリスが死んだ不思議の国には神が住む

作者百崎千鶴

 十八回目の誕生日を迎えた日、私は“お母様”を殺すことにした。
 だって、ほら。ねえ?物語の主人公『アリス』に相応しいのは私だけ。そうでしょう?

「ワンダーランドは、地獄行き」

 繰り返し見たあの夢は、私に何を伝えていたのだろうか?

「どんな罪でも俺は許すよ。優しいでしょ?」
「白の王を信じ…