「あなた、もう帰ってこなくていいわ。」





絶望をどれだけの人間が知っているのだろう。





「あなたがあの子を見る目…私はわかってる。あなたはーー化け物だとね……!!」




「母さーー」





「母さんだなんて、呼ばないで!!!あなたをーー」




それから一年。俺は家に帰ることができなかった。




最初はカラオケ、ネカフェで寝泊まりしてた。





そのうち金が尽きて、ホームレスみたいに公園に住んでたら、不良どもに誘われ、どんどん道を離れて行った。




寝ても覚めても、俺の頭から離れない。





俺の、愚かで可愛いあの女の顔。