拝啓 お兄ちゃん

私は不思議な町で、不思議な人に恋をしました。



国の首都の3分の1を占める大きな町〝月城町〟
その月城町で最も治安が悪い貧民街、10丁目で生まれた14歳の少女の花。
彼女はある日、唯一の身内である兄に捨てられた。

兄が残した手紙にはこう書いていた。

「お前は月城町13丁…