君のイエスをとめたくて。

作者美津

高校一年生、主人公の優心は同級生である桃華に恋をする。自分の名前も覚えられていない彼女と付き合えたことに戸惑いつつも喜びを感じていたが、耳をつく噂は彼女の浮気話ばかり。
でも彼女にはトラウマがあった。人にノーと言えなくなった過去の出来事が。
トラウマを乗り越える彼女の成長と、そんな彼女を包むため自…

 俺の彼女には浮気癖がある。もちろん俺は直してほしいし、何回もやめてくれって懇願した。でもどうやら無駄なようだ。


 彼女には自覚症状がない。浮気しているっていう感覚に欠けている。


「そんなに辛いなら手放せよ」って友達は言う。

「おう。もういらねえや」って俺は言う。


 なのに彼女が視界に入った途端、その決心は雲散霧消。遠い空の向こうに消えていく。


 悔しいけれど、今日も結局愛してしまうんだ。浮気性の君を。