マイ・フェア・ゴッドファーザー

作者ときじく たうま

ヤクザの親分である錬三郎(70)は、若かりし頃に漫才コンビを組んでいた俊樹(70)の葬式で、その孫娘であるあゆみ(18)と出会う。
かつて祖父がお笑い芸人だったことを知り、錬三郎を付け回すようになるあゆみ。
対してヤクザであることを隠すためにボケ老人のフリをして誤魔化そうとする錬三郎。
その姿を見…

ヤクザ組織安芸羽組あげはぐみの組長である錬三郎れんざぶろう(70)は、若かりし頃に漫才コンビを組んでいた俊樹としき(70)の葬式で、その孫娘であるあゆみ(18)と出会う。

かつて祖父がお笑い芸人だったことを知り、錬三郎を付け回すようになるあゆみ。

対してヤクザであることを隠すためにボケ老人のフリをして誤魔化ごまかそうとする錬三郎。

その姿を見たあゆみは錬三郎が本当にボケかかっている思い込み、認知症を予防するための回想療法かいそうりょうほうの一環として、男装して俊樹になり切った自分と、かつて演じていた漫才を再演しようと持ちかける。


しかしその裏では大手ヤクザ組織珠洲嵐会すずらんかいが、錬三郎の部下である靱谷うつぼたににある計画を持ちかけていた。

それはカジノの誘致に反対する錬三郎を始末すれば、靱谷とカジノの売り上げを山分けにするという計画だった。

さびれていく地元に活気をもたらすためにカジノ誘致に乗り気の靱谷。

しかし敵の本当の狙いは、靱谷に身内殺しの罪を着せて錬三郎もろとも葬り去ろうというものだった。


計画に気がついた錬三郎は靭谷が敵と通じている証拠をつかむべく、コロナで閉館した演芸場に珠洲嵐会をおびき出す。

そして-