ティーンズ・イン・ザ・ボックス

作者矢向 亜紀

パーティで出会った、16歳の少年少女。たった一度の偶然で、少女のささやかな青春は動き出す──。苦しい過去と穏やかな今を繋ぐ、びっくり箱のような日々を生きる、若者たちの物語。


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【備考】 表紙画像は、外部サイトよりお借りした画像を利用規約の範囲内で加工したものです。

【他掲載先 ※敬称…

●ストーリー概要および物語の設定


 近未来のハイスクールを舞台に繰り広げられる、苦しい過去と穏やかな今を繋ぐ恋愛物語。


 16歳の野菊は、過去に起きた事件の影響で爆音と異性が苦手。今も、救助に来た特殊部隊員の言葉を心の支えにしている。

 学園祭後のパーティーで、野菊は顔のない機械頭のユウヒと出会う。2人が親しくなるにつれ、なぜか人気者のクリストファーが野菊に近づき始める。野菊の友人達は、クリストファーの行動はユウヒへの嫌がらせ目的だと予想するが、事実は違った。機械頭のバグにより、ユウヒが自分を覚えていないと知ったクリストファーは、もう一度ユウヒの友人になろうとしていた。


 野菊が人質になった事件で殉職した特殊部隊員はユウヒの兄で、ユウヒは、兄と引き換えに生還した子どもを憎み、探し続けていた。この出会いは偶然ではなくユウヒの執念だった。それでも惹かれ合う2人だが、ユウヒは愛の告白の直後に倒れ、機械頭を交換する。野菊に関する記憶は抹消された。


 数週間後のイベントで、野菊は顔のあるユウヒに声を掛けられる。戸惑う野菊と、記憶がないにも関わらず野菊をダンスに誘うユウヒ。以前と同じ2人には戻れなくても、野菊は、ユウヒを1人にしないと決めた。