舞台は2100年の日本。世界中の指導者や金持ちはみな、2200年の世界滅亡の大予言を受けて宇宙へと飛び立った。
一般人は地球に取り残され、指導者が居なくなった世界で自給自足の生活を送っている。しかし自給自足をするには膨大な土地が必要となる。そのため無政府状態となっている日本では、一定の地域を治める…

 舞台は2100年の日本。世界中の指導者や金持ちはみな、2200年の世界滅亡の大予言を受けて宇宙へと飛び立った。

一般人は地球に取り残され、指導者が居なくなった世界で自給自足の生活を送っている。無政府状態となっている日本では、一定の地域を治める領主をリーダーとした軍が作られ、土地を奪い合う戦が各地で起こるようになった。


――約六百年の時を経て、『戦国時代』が再来したのだ。


 そんな血なまぐさい時代で育ってきた、茨城県と栃木県を治める領主である五十嵐涼斗は、争わなくてはいけない理由を見い出せずにいた。彼の軍ではある目標を掲げながら数多の戦を潜り抜けて来た。その目標とは、天下統一をすることである。


 しかし天下統一をするには、現在日本全土の指導者として立つ能年軍を倒さなければいけない。


 平和のためだからと戦うのか。この戦の先に、本当に平和があるのか。すぐそこまで世界滅亡の危機が迫るなかでも、平和を取り戻そうとする考えは間違っているのではないだろうか――様々な葛藤を抱えながら戦国の世を駆ける、ひとりの男の物語。