41歳の主人公郷田幹太は、高校中退でも叩き上げで成功した実業家であった。しかし、学歴のある同業者たちから見下されたことから、中退した母校の清廉高校に入学し直すことを決心した。ちなみに、同じ清廉高校を、幹太の姪の澄香も受験することになっていた。しかし、試験勉強などしたことのない幹太は、学科試験中は…

【ストーリー概要および物語の設定】

 高校を中退した41歳の主人公郷田幹太は、叩き上げの実業家として成功していたが、学歴に対するコンプレックスから、中退した清廉高校に入学し直す。母校で待っていたのは、元同期生が顧問を務める野球部の部員不足による廃部の危機であった。幹太は、運動神経抜群の超美人同級生、黒人留学生、不良学生、片腕のない障がい者、落ちこぼれの留年生といった、およそ野球とは縁のない生徒たちをかき集めて野球部を立て直す。そして、大人の知恵と金を駆使しつつ、野球部の仲間たちと共に、甲子園を目指してゆく。

 西暦203X年という近未来、社会で差別されたりコンプレックスをもっている高校生たちがそれぞれ抱えている葛藤と戦いながら、高校野球を通じて成長してゆく様を、時にコミカルに、時にシリアスに描いている。

 高校を舞台にしたひとつの青春群像ドラマであり、お約束のように恋愛の三角関係、ライバル関係も登場するが、通常の青春ドラマとの違いは、俗世間の裏表を知り尽くした叩き上げのオヤジ主人公が、裏技を駆使して同級生でもある仲間の絆となって成長させてゆくところである。