「その子、おれのオンナ」
───そんな一言から始まった同居生活(期限付き)
「……いかないで、きりくん」
ふわりと、よるの闇に溶けこんで
気づいたときには、もう、手遅れだ
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瞬きも落とすひまもなく、墜ちてきた
「そんな無防備だと喰われるよ」
色のない瞳が細まって
ゆっくりと、かけられる
「……きりくんは、こわいね」
きみはがわたしにかけたのは
やさしい魔法なんかじゃない
はやく、わたしにかけた呪いをといて
nonsense magic
ナンセンス マジック